皐月賞を3馬身の差をつけて快勝した①番エフフォーリアは、東京コースで行われた共同通信杯を勝った時点で、ダービーは勝つだろうけど、トリッキーな中山コースで行われる皐月賞では?マークという見解でした。
問題は、枠順の有利・不利が生じるコースなので、大外枠を引いてしまったらという懸念だけでしたが、それがなんとデービーでは圧倒的に有利といわれている1枠①番をゲットしました。
「もう間違いなし」といった時こそ、勝負事にはアヤが生じます。
しかも、このレースを勝てば、22歳で最年少ダービージョッキーの誕生を、他のベテラン騎手がそう簡単にさせることはなく、必要以上にマークがきつくなるのは必然だと思います。
馬券圏外までということはないと考えますが、頭をはねられる可能性はあると思って、馬券的にはこの馬から3連単マルチで勝負します。
日本ダービーは、コース替わりもあって内枠が有利というのが定説になっています。
但し、昨日のレースをみる限り、内目が少し荒れてきているので、内枠が断然というところまではいきそうにないことは、今年は必要だと感じています。
皐月賞で、エフフォーリアに決定的な差をつけられたことで、別路線の馬が期待を集め、2~5番人気に支持されていますが。やはり王道は皐月賞組だと思います。
その筆頭が、2着したにもかかわらず8番人気に甘んじている⑭番ダイトルホルダー。
枠順が外過ぎますが、NHKマイルで落馬して参戦の大外⑰番バツラットレオンが、飛ばしていく2~3番手をマイペースで運べそうなので、馬券圏内での粘り込みが期待できます。
⑦番グラティアスは、皐月賞の4コーナーで他馬と接触するという大きな不利がありました。
そこから伸びて6着は、大外をまわった馬と脚色は同じようだったのですが、一番評価できるのは、接触して外に振られてもひるむことがなかった根性です。
初騎乗はマイナス材料で、折合いがポイントという松山弘平騎手のコメントは気になりますが、期待してみます。
⑧番ヨーホーレイクも川田将雅騎手の初騎乗となりますが。この馬はなんといっても5戦すべてが最速タイムを記録していることで、このレースに強いディープ産駒という狙い目が立ちます。
②番ヴィクティファルスは、皐月賞が前記3頭とは差がついた9着ですが、この時は、重馬場で行われたスプリングステークスが、⑭番枠からの快勝で、この激走の疲労が残っていたということです。
この絶好の枠順を活かして、弟の管理馬で勝利を上げるという池添謙一騎手のモチベーションからも人気薄ながら一発が期待できます。
別路線組では、⑩番シャフリヤールです。
毎日杯のレコード勝ちの記録は馬場によるものだとして、新馬勝ち2戦目で、初輸送で臨んだ共同通信杯では、3戦目で輸送のないエフフォーリアには完敗でしたが、今回は差を詰めることができると考えます。
牝馬で挑戦の⑯番サトノレイナスは、マイルは短く距離が伸びていいタイプで、他馬との2キロの斤量差はかなり有利なことは間違いありません。
問題は、桜花賞での上り32.9秒という驚異的な末脚で、この強みが初となる東京2400メートルという距離で発揮できるのかということです。
隣の外枠に入った逃げるバスラットレオンが、スタートと同時に前を横切っていくのも、この馬にとってはストレスになると考えます。
人気面との兼ね合いも含めて、馬券からは外すことにします。
馬券のまとめ
① 番エフフォーリア1頭軸で、
→②⑦⑧⑩⑭番への3連単マルチで勝負します。
エフフォーリアが2着以下になると配当が跳ねるので、
② ⑦⑧⑩⑭→①の馬単と
③ ⑦⑧⑩⑭による馬単マルチも購入します。